25ぶりの再会

先日,一度に約20名と25年ぶりに再会する機会がありました.数年前から,毎年年末になると中・高校時代の同窓会の案内状が来ておりましたが,仕事の都合もつかず一度も出席した事がありませんでした.今回は,卒後25年目にあたる節目の年でもあり,1230日の午前中で仕事を終え,大阪東急ホテルでの2003年最後の忘年会に出席.最終電車で帰宅した後,31日は医師会の救急当番で診療というハードスケジュールでしたが,これから毎年参加したくなる楽しいひとときでした.

さすがに25年ぶりともなると,最初は『よう,久しぶり.誰やったっけ・・・』という様でしたが,しばらく話をしている内に昔の記憶が蘇って来て,まるで毎年会っていたかのような気分に浸れたのは,中学・高校と6年間ともに過ごした仲間ならではと思います.恩師も5名出席されてみえましたが,先生方は昔の印象とちっとも変わっておられず,中学1年生の時に担任を受け持ってもらった先生などは『先生,お幾つに成られました?』と聞くと,『75歳や.』『昔もそれぐらいと違いました?』『あほか!』って具合です.また,学生時代に一度自宅までお伺いした事のある先生は,阪神大震災で家は無くなられたそうですが,松阪には時々焼肉を食べに,津の美術館に行ったあとに立ち寄られるそうで,『和田金ですか?』『ちゃう,ちゃう.宮本屋や.あそこが一番美味い!』

同級生は出席者の半数ぐらいは医師や歯科医師でしたが,銀行の次長やホテルのチーフ(大阪東急ホテルを宜しくとの事です),建設会社の社長,塾の講師,Panasonic,リコー,ダイハツなど皆それぞれ違った分野で活躍しており,『今日はどこから来たん?』『ヘルシンキ』とか,東京での単身赴任で毎週飛行機で通っているとか.最近離婚した者もいれば新婚さんもいたり・・・25年の歳月は決して短くはないのですが,話をすればその空白がすぐに埋まってしまうのは同級生ならではと思います.

ただ,お世話になった高3の時の担任の先生の姿がお見えにならなかったので聞いてみると,数年前に亡くなられたとの事.御冥福を御祈りいたします.

最終電車にあわてて飛び乗り帰って来ました.楽しかったけれども何か華やかさが足りなかったなと思ったら,男子校であったことを忘れていました.

H16.1.1


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